二級建築士を受験しようと思っても、
具体的に、いつから始めればいいのか、何から始めればいいのか、
資格学校へ通う人以外は、分からない人がほとんどだと思います。
今回は、具体的に総合資格の勉強スケジュールの作り方を学び
そこから、オリジナル勉強スケジュールを作って、
いつから、何を始めればいいのかを、明確にし、勉強だけに集中する事を目的とします。
この勉強スケジュールは、
資格受験を決めたら、最初に作るべき大切なポイントです。
二級建築士の勉強を、いつから、何を、していいか分からない人
独学で二級建築士を受験しようと思っている人
総合資格がどんな勉強スケジュールで授業をしているか参考にしたい人
この記事をお読み頂ければ、
具体的な勉強スケジュールの作り方を学ぶ事が出来ます。
是非、参考にして頂きオリジナルの勉強スケジュールを作ってみて下さい。
総合資格の勉強スケジュール
総合資格学院では、10月後半から開講して、授業が始まります。
10月は、計画、法規、構造、施工
全体をまんべんなく、広く浅く、絶対に押さえておきたい基礎中の基礎を勉強します。
基礎中の基礎の講義が全て終わった後、
11月の終わり頃に、一回目のテストがあります。
テストと言っても、各科目5問くらいの全体の生徒の実力を見る簡単なものです。
総合資格は、アウトプットを大切にしている為、テストはかなり多めです。
これから、講義の開始前には必ず、小テストが行われ順位も張り出されたりします。
12月に入ると、
多くの受験生が苦手としている法規と構造に絞り、法令集の作り方や、構造の計算問題をやっていきます。
構造は、反力、応力を完全にマスターする事
法規は、法令集の使い方や、アンダーラインを引き終わる所まで、年内で終わらせるよ。
年末は最終週まで、講義があります。容赦ないですね(笑)
年が明けて1月の2週目から講義があります。
1月からは、
本格的な講義が始まります。
計画、法規、構造、施工の全ての範囲を以下の回数に振り分けて講義があります。
- 学科Ⅰ(計画) 合計4回
- 学科Ⅱ(法規) 合計5回
- 学科Ⅲ(構造) 合計5回
- 学科Ⅳ(施工) 合計4回
全部で18回の講義がこれから始まります。
全ての範囲をそれぞれ、4~5回に分けて内容を詰め込むので、毎日かなりの範囲を学習します。
18回の講義の途中。
まだ講義で学習していない所も含めて、
3月中旬頃に模擬試験(1)が開催されます。
これは、各科目15問ずつ出題されるのですが、
難易度はかなり高いです。
たぶん受講生を焦らせる意味もあるんだと思います。
この中間模試は、弱点分野、項目を明確にする為にあるので、けして良い点を取ることが目的じゃないんだ。
そもそも、やってない範囲も出題されたりする。
この後に、重要項目特別講座(別料金の講座)がありますが、
基本は、合計18回行う、各項目の講義の復習をメインで行います。
4月末頃、模擬試験(2)が開催されます。
ここのタイミングもまだ講義で出ていないところも出題され、試験の全ての範囲から出題されます。
難易度はなかり高めです。
前回と同じで、自分の弱点や項目を明らかにする事を主な目的とします。
GWの頃の連休を利用して、またまた特別講座(別料金の講座)があります。
6月に入ると模擬試験(3)が開催されます。
ここで点数が低いと、ちょっとやばいです。
僕はここで法規13点を取りちょっと危機感を感じたのを覚えています。
講義も全て終わり、テストと過去問や応用問題、模試の復習、などアウトプットを繰り返しやっていく流れです。
6月後半に、総合模試があります。
ここも難易度はかなり高いです。あとは間違えたところのアウトプットと復習の繰り返しです。
これを試験日まで繰り返し行う流れですが、
最後にもう一回、特別講座があります(笑)
本試験前日には、総合資格学院で自習する為のスペースを解放してくれています。
約9ヶ月という長いようで短い期間、勉強をし続けてきた仲間達と最後に追い込みをかけていきます。
僕は、仲良くなった人達や先生とおしゃべりしにいっただけでした。
そして試験本番を迎えます!
いつから始めるべきか
二級建築士で学科合格までに必要な勉強時間は700~1000時間です。
勉強時間を解説した記事も良ければお読み下さい。
【一発合格】37歳リーマンの僕が、二級建築士を一発合格した勉強方法これを学科試験日から、逆算していくと、
毎日、2時間、休日に5時間勉強する場合、週休二日で
1週間で20時間、1ヶ月で80時間勉強すると仮定した場合、8ヶ月で640時間です。
遅くても8ヶ月~9ヶ月前から勉強をしないと、合格は難しいという事になります。
毎日、短期集中で4時間、休日10時間勉強した場合、週休二日で
1週間で40時間、1ヶ月で160時間勉強する事になり、5ヶ月で800時間に到達します。
仕事と両立して無理なく勉強していくには、8ヶ月~9ヶ月前くらいで始めるといいと思うぞ。
また、二回目以降に試験を受ける方は、内容をどこまで覚えているか次第ではありますが、
もちろん、700~1000時間もやる必要はないので
過去問題を重点的に3ヶ月前くらいから、集中して初めていけば大丈夫だと思います。
再受験の場合は勉強時間よりもアウトプットを中心とした勉強方法が合格の鍵です。
何から始めるべきか
二級建築士を受験すると言っても、その膨大な範囲のどこから勉強すれば良いのか
そこで詰まってしまう方も多いのでは無いでしょうか。
まずテキストを皆さん何かしら購入すると思います。
まず、その中で手を付けるべきところは、【法規】【構造】です。
なぜかというと、
【法規】は勉強方法が特殊な為、その独特な問題と勉強方法に慣れる必要があり、かつ法令集は引けば引くだけ早くなるし、勉強時間が一番必要な教科と言えるかもしれません。
まずは、法令集を自分の引きやすいようにカスタムする事から始めましょう。
【構造】は苦手な人も多いのでは無いでしょうか。まずマスターするべきは、反力と応力です。
反力と応力は、全ての構造計算の基礎中の基礎の部分です。ここが出来なくて構造は良い得点がとれません。
しかも、計算問題は構造だけでなく、それこそ、法規、計画、施工でも出てきますので、計算には慣れておいた方が良いです。二級建築士は理数系の試験です。
まとめると、最初にやるべきことはこの二つから
- 構造の計算問題に慣れる
- 法規の法令集に慣れる
この二つを、テキストなどで勉強しながら理解を深める事によって、後々の勉強が楽になってきます。
計画、施工に関しては、暗記問題中心となってきます。
暗記問題に関しては、
それこそ試験の3ヶ月前くらいから集中してやれば十分覚えられる範囲の問題しか出てきません。
自分に合ったスケジュールの作り方
だいたい大枠のスケジュールがわかったところで、自分なりのスケジュールをきちんと作って行く事が大切です。
1週間のうち、平日何時間勉強できそうか、休日は何時間勉強できそうなのか、
学科試験日から逆算して800時間くらいの勉強時間の確保はしたいところです。
この辺のスケジュール管理は、資格学校へ通う場合であれば、
その資格学校独自の洗練されたカリキュラムがあるので、それに従っておけば良いのですが、
再受験の場合や、独学で合格を目指す方は、
絶対に自分に合ったスケジュールを作り、計画的に勉強をしていくことをオススメします。
自分は崖っぷちで、追い込まれないとやらないタイプだ!!
なんて人は、仕事しながらだとちょっと厳しいかもしれませんが
休日12時間と平日6時間で3ヶ月で650時間に到達するので、
自信のある方や、追い込みタイプの人は、
3ヶ月前くらいから、死ぬ気で取り組めば、なんとか合格出来るラインには行けそうです。
まとめ
勉強スケジュールの作り方は、
構造の計算問題
法規の法令集に慣れる
暗記項目は後回し、全部の科目、基本計算問題から先に取り組み理解を深める
700~1000時間勉強時間が確保出来るように、試験日から逆算して考える
平日2時間、休日5時間の場合は、9ヶ月前から始めると良い
以上です。
如何だったでしょうか。
総合資格学院の場合は、講義時間を入れないで、約500時間の勉強時間で合格出来ました。
やはり、効率の良い勉強法とカリキュラムで構成されているといっていいですね。
資格学校へ通わない初受験者の場合は、700~1000時間くらい勉強時間を確保した方が良さそうです。
基本は、過去問題をやって、分からない所は、テキストやYouTubeなどで理解を深めると良いでしょう。
書籍も色々ありますが、過去問題集と良さそうなテキストを一つ買えば、大丈夫だと思います。
分からなければYouTubeです。便利な時代になりましたね^^
最後までお読み頂きありがとうございました!それではまた~。