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米EV業界の雄であるテスラの時価総額は、世界的にヒートアップした電気自動車(EV)ブームに乗り、
2020年7月に日本のトヨタ自動車を抜いて、自動車メーカーとしては世界一となった。
しかし、今年に入ってから、電気自動車(EV)の欠点が表に出はじめて株価が急落している。
EVやPVがそもそも流行らない、普及が難しいのは
最初から分かっていた事です。
- EV=電気自動車
- PV=太陽光発電
以後、PV、EVで解説していきます。
僕も建設業の立場としてPVや蓄電池の普及を仕事のひとつとしています。
エコ検定を通して、環境や地球に優しい取り組みを勉強しても尚、EV、PVは必要無いと感じます。
その理由を5つ解説していきます。
リフォーム業界で10年以上、営業、施工管理を行うサラリーマン
ミニマリストを目指し、節約、投資を継続しながら、50歳でFIREが目標
副業でブログを始め、世の中で話題になっているトレンドについて発信しています
EVが流行らない理由5つ
2021年1月には民主党のバイデン大統領が就任し、米国のEVシフトにより地球温暖化ガスの排出量ゼロを目指す規制を掲げる。
EV走行中は温室効果ガスをゼロに出来ても、
生産、廃棄のサイクルを含めると到底ゼロには出来ないし環境にも優しくありません。
つまり、生産と廃棄するまでのサイクルまで含まないと、
環境への取り組みとしては破綻している事になります。
この事をきっかけに普及したEV車が、
最近になって、欠点や不便さ、問題点が大きく取り上げられるようになりました。
この事をうけて、テスラ株が急落しています。
では、ひとつずつ解説していきます。
車体価格が高額
- 300万円以下 軽EV、超小型EV
- 400~600万円 大衆車
- 600~1200万円 高級車(テスラ)
日産リーフは、本体価格408万円~販売されています。
基本的に、ハイブリット車や、ガソリン車に比べれば、
使われている部品や構造も複雑で高額です。
充電インフラが整っていないので不便
ドイツのメルセデスベンツでは、EV普及前提として、インフラ整備が整っている事を前提に開発に乗り出すと言っています。
これはめちゃくちゃ正しくて、インフラが普及していないのに、EV車ばかり販売しても顧客が不便に感じるだけです。
現段階では、まだまだ充電設備は整っておらず、限られた場所でしかEV車を充電出来ません。
全国の充電スポット数は今や2万1千箇所※以上にのぼり、ガソリンスタンド数の6割以上に匹敵するともいわれています。
引用元:次世代自動車振興センター
充電できる場所は、全国の道の駅やガソリンスタンド、コンビニなど増えてはきているようですが、
まだまだ、いつでもどこでも充電可能。とは行かないようです。
充電に時間がかかる
充電に時間がかかるのも大きなデメリットです。
電気自動車の充電時間は、車種によって違いはありますが、自宅に設置するタイプの普通充電で8時間ほどが目安だとされています。 最短でも5時間以上、遅くて10時間前後だと考えておくと良いでしょう。
引用元:新電元工業株式会社
ちなみに、ガソリンスタンドなど急速充電をした場合の所要時間は30分です。
ガソリン車ならば3~5分です。
しかし、その一方で、
自宅でも充電できたりするのでその点は、EV車のメリットになります。
走行距離とバッテリーの寿命
EV車にはリチウムイオン電池が使われています。
EV車の寿命は、
8年か16万㎞の走行で寿命を迎えるようです。
溶接が多く修理費が高額
EV車は構造上、溶接が多く一つの部品を交換するのにものすごく手間がかかります。
ガソリン車に比べると、修理費も高額になるし、その分保険料も高くなります。
ボディの破損や、うっかりぶつけてしまった、、
なんて良くある事だと思いますが、
ひとつのヘコみから、
溶接が多いので連鎖的に修理箇所が発生して何百万かかるなんてケースもあるようです。
PVが流行らない理由
EV車だけでは無く、PVや蓄電池が流行らないのも同じような原因です。
東京都を初め、太陽光発電や蓄電池には高額な補助金が出ていますが、
【令和5年度】リフォームでもらえる補助金まとめ【東京都がアツイ!!】 【2024年最新】リフォーム補助金が継続決定!小学生でも分かるようにプロが解説!こちらが普及しない問題点としては、
- 設置スペースが限られている
- 自己負担が高額である
- 元を取るのに時間がかかる
つまり、コスパは悪いです。
補助金を出してくれるのは良いですが、
こちらも、生産、廃棄の段階を考えておらず、
ただ電気を生み出す仕組みが好きな人が設置しているイメージです。
EV車とPVの廃棄段階の問題点
イーロンマスク氏のテスラ社の企業プレゼンでこんな言葉を見つけました。
世界中の屋根にソーラーパネルを持ち、世界中を走り回る大量のバッテリー(クルマ)と、世界中至るところにある充電施設(スーパーチャージャー)も持ち、さらに、世界最大級の発電と蓄電施設までも持った巨大エネルギー企業の誕生が見えたのです。クルマ会社が、石油やガスや原子力を凌駕する、再生可能エネルギー企業となるのです。
引用元:https://president.jp/articles/-/48758?page=2
これは生産、廃棄の段階を全く考えていなく
電気というエネルギーをいかに生み出すかしか考えていないし、
環境の事など一つも考えていないようにも思えませんか?
最終回 環境にやさしい電気自動車・太陽光発電の意外な落とし穴
国民生活センターのこちらの資料にもあるように、
現在バッテリーのリサイクルで使用されている手法は、バッテリーを切断・分解して、高炉
に投入し、溶融後のリチウムやコバルトなどのレアメタルを製錬する方法です。一番コストの
かからない手法ではありますが、多くのエネルギーが必要とされ、さらに有害物質が排出され
るという問題があります。
つまり、廃棄分のコストを考えると、
ハイブリット車を普及させるのと大差無いと言われています。
まとめ
EV車には問題が山積しています。
- 修理費の問題
- 廃棄の問題
- 高額な車体
- 充電インフラ
- 極寒地域では動かなくなる
- 充電速度の問題
- 走行距離が短い問題
シンプルにこれらを考えると不便ですよね。
補助金を充てて無理矢理普及させる意味って本当にあるのでしょうか?
きちんと地球環境の事を真面目に考えるなら
もっと他の方法があるかと思います。
- 節電、節水、資源を節約
- リサイクル技術の発展
- 森林伐採をやめて、森林を増やす
- 自然を守り共存する
EVシフトなんかよりも、
地球環境を守る事、持続可能な環境を作るのであれば
もっともっと大切な事は他にあるはずです。
最後までお読み頂きありがとうございました!それではまた~。