今回は、良さそうに見えても、実はコスパが悪いリフォーム計画や、設備機器を解説していきます。
今、自宅にある住宅設備の取替え費用の目安を知りたい方や、
新築、中古住宅購入時にも知っておきたい内容です。

リフォームの仕事を10年もしていると、住宅への不満の声を多く聞きます。
- この設備はいらないから、撤去してほしい。
- 最初は良いと思って設置したけど全然使ってなくて後悔している。
- メンテナンスにお金ばっかりかかって困っている。
などなど、、
実際に、交換の打ち合わせや、撤去の打ち合わせをしていると、、

リフォームしたいけど、交換にこんなにお金がかかるの!?予算足りないよ

こんなにお金がかかるなら、違う物件を買えば良かったよ!
このような後悔をしている人は、実は結構多いです。

実際に、不満の声が多い設備やリフォーム計画の上位5つに厳選して解説していきます。
是非参考にしてみて下さい。
リフォーム業界10年以上、現役リフォーム営業、現場管理
所持資格:二級建築士、二級建築施工管理技士、石綿含有建材調査者、エコ検定合格
33歳の時に、無資格で大手リフォーム会社に転職成功
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絶対避けるべき!リフォームでやってはいけない計画5選!

メンテナンス費用も、交換費用も高額で
コスパが悪く、導入は避けたい設備や、リフォーム計画を解説していきます。
天井埋め込み型エアコン

栄えある第一位は、天井埋め込み型エアコンです。
呼び方は、天井ビルトイン形、天井カセット形、天カセ、色々あります。
これは、中古マンションなどで多く採用されています。

マンションの場合、天井高がどうしても低くなりがちです。そんなデメリットを解消する為にエアコンを天井に埋め込み開放感を出すという計画は良くあります。
だいたいこのタイプのエアコンは200Vで電気もたくさん使います。
天井埋め込み型エアコンのメリットは、天井空間の開放感だけです。
逆にデメリットは次の通りたくさんあります。
- 取替え機種が限定される
- 電力消費量が多い
- 交換費用が高い
交換費用の目安は、
1台あたり35~50万円(工事費込み)
設置状況などにより、50万円を超えるケースもあります。

じゃあ、天井タイプはやめて、普通の壁についているやつに交換するわ。
これも、できるケース出来ないケースありますが、
出来ないケースの方が多いです。
配管経路や、移設場所を考えると、そういった計画は断念して、しぶしぶ天井エアコンを取替える。
そんな方が多いのが現実です。

天井に埋め込んであるエアコンは、開放感もあり素敵かもしれませんが、メンテナンス性、日々の電気代、交換費用どれをとってもコスパが悪いです。
予算に余裕が無ければ、避けた方が良いでしょう。
オーブン一体型ガスコンロ

ガスコンロの下にオーブンが付いている一体型のガスコンロをお使いの方は多いと思います。
これもまた、後悔している方が多いです。
- 導入したけどすぐ壊れた
- しゃがまないといけないので、使うのがおっくう
- 最初は使っていたけど、今は全然使っていない
- そもそもオーブンを使わない
更に、この一体型のオーブンはメリットが少なく、
デメリットが多いです。
- 上のガスコンロだけ交換する時は機種が限られる
- 下のオーブンだけ交換が出来ない場合がある
- コンロ下スペースは使いにくい
- 交換費用が高い
オーブン一体型ガスコンロの交換費用の目安は、
35~50万円(税込み)
こちらも、機種によっては50万円を超える商品もあります。
ガスコンロとオーブンの交換費用にしては高すぎると思いませんか?

例えば、普通のガスコンロを15万円で交換して、オーブンはホームセンターとかで買えば、1~3万円あれば良い物が買えます。
多機能の良い商品でもこの金額です。安いものなら1万円以下の商品もたくさんあります。

でも、うちはパンとかたくさん焼くし、いっぱい使っているから、一体型が良いです。
こんな方でも、使う機会が多いならば、使いにくいコンロ下の位置ではなく、
カップボードなど、もっと便利な場所に設置した方が良いと僕は思います。

確かに、オーブン一体型にする事によって、スペースは確保出来るかもしれませんが、
不要な物を片付けて、もっと便利なところに設置すれば良いのにな。と内心思ってしまいます。
L型キッチン

L型キッチンは、家事動線も合理的で良く出来たキッチンの形ですが、
デメリットの方が、多いので不満の声が多いと思うのです。
- L字の折れ曲がり部分の収納が使いにくい
- シンプルにデカい
- 交換費用が高い
交換費用の目安は、
I型キッチンよりも1.5倍の費用がかかります。
つまり、100万円のキッチンプランだったら、L型だと150万円かかるという事
都内であればあるほど、間取りに制約があるケースがほとんどだと思います。
そんな中、L型キッチンを無理矢理導入すると、
キッチンスペースが大きすぎて、その他のスペースを圧迫します。

都内の狭小住宅で、L型キッチンに狭いリビングという設計をしてあるお家は注意が必要です。
また、キッチンには冷蔵庫などを置くスペースも確保しなければいけません。
キッチンがシンプルにデカいという事は、
リビングやその他のスペースを圧迫する形となり、大きな後悔ポイントです。

L型キッチンは使いにくいからI型キッチンにしてほしい。
という方もかなりいらっしゃいます。
が、工事もそんなに簡単ではありません。

このように、L型キッチンをI型に変更する場合、
ガスコンロと換気扇の位置を変えなければいけないのです。
そうすると、思っている以上に大がかりな工事になり、断念するお客様は多いです。

キッチンに特にこだわりが無いのであれば、コンパクトでシンプルなI型キッチンにしておく事がオススメです。
電気温水器(タンク付き温水器)

一昔前、オール電化が流行りました。
その時期に建築された建物で、
大型の電気温水器を設置してある集合住宅や戸建住宅は多いです。
電気温水器にはデメリットが多くあまりオススメできる物ではありません。
その証拠に、新規で導入される方は、今ではほとんどいません。
交換需要しかありません。
電気温水器が普及しない理由は次の通りです。
- 特殊な電気契約が必要となり電気代が高くなる
- 湯切れの心配がある(タンクのお湯を使ったらおしまい)
- メンテナンス費用が高い
- 交換費用が高い
単純に、タンクにお湯を貯めておくのですから、
温度を暖めるための無駄な電気料金が発生します。
しかも、レジオネラ菌の繁殖を防ぐために、タンクの中は60℃以上を保つように決められています。
このため、電気代は普通の住宅よりも高くなる傾向にあります。
電気温水器の交換する目安の金額は、
30~55万円です。
一方、ガス給湯器であれば25万円前後で交換できるケースが多いです。

交換するにしても、使用量にしても全てに置いて割高な電気温水器は使うべきではありません。
オール電化という響きは、良いですが、コスパを考えた際は、
一般的なガス給湯器が一番良いです。

電気温水器やめて、ガス給湯器にしたいんだけど!
こう思っても、なかなかうまく行きません。
オール電化住宅であればガスがそもそも来ていないので、ガスを引き込む工事が必要だったり、
エネルギー源を、ガスから電気に替えるという事は
工事的に大がかりでコストもめちゃくちゃかかります。

最初から、電気温水器は避けるようにして生活コストを抑えていきたいですね。
タンクレストイレ

タンクレストイレは性能が良く、生活の満足度を上げてくれます。
今まで紹介してきた設備や計画の中で、一番生活の満足度を上げてくれる商品です。
しかし、コスパを考えるとそれほど良いとは言えません。
タンクレストイレのかかえるデメリットは次の通りです。
- 修理費が高額
- 住宅設備というよりは、高級家電製品
- 部分的な修理ができず全取替えになるケースも
住宅にトイレは必ず必要です。毎日使うし、
壊れたら、問答無用で交換か修理かしなければいけません。
その時の費用が、タンクレストイレの場合高額になり、
後悔している方が多いです。
タンクレストイレの交換時の費用の目安は、
30~70万円です。
また、修理が可能であってもパーツが高いので
修理でも10万を超えるケースもあります。

トイレの寿命はだいたい20年と言われていますが、タンクレスの寿命はもう少し早く15年くらいだと感じます。そのたび30万円くらいだったら使っても良いよ。という方以外は避けるべきかもしれません。
まとめ
如何でしたでしょうか。
リフォームで後悔している住宅設備や設計、計画について解説してきました。
共通して言えるポイントは、
- メンテナンス性の低さ
- 汎用性の無さ
- 大きさが適切でない
この点、十分に注意して、リフォームや住宅を購入する際に後悔しないように
是非参考にして頂けたら嬉しいです。
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最後までお読み頂きありがとうございました!それではまた~。