二級建築士の製図試験の道具選びで悩まれる方は多いのではないでしょうか?

製図試験で使う道具ってどんな物買えば良いんだろう?製図の道具って結構高いし、失敗したくない!
教えて、ゆたぽん!

オッケー!実際、僕だけじゃなく、総合資格の講師が使っている道具や、色々試して試行錯誤して、結果これだけあれば大丈夫!という道具だけ紹介するから、参考にして下さい^^
これは少しミニマリズム的思考ですが、
多すぎる道具は時には便利ですが、逆に選択肢を増やし、脳を疲れさせるのも事実です。
5時間にも及ぶ長期耐久試験です。無駄な選択肢を減らし、製図に集中出来れば、他の受験者と差をつけられます。
僕は、使う道具は厳選し、ここで上げるアイテムしか使いませんでした。
これさえあれば大丈夫!!
という物を紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
製図板 ムトー平行定規UT-06


こちらは、総合資格の講師オススメ品でもあります。実際使ってみて使いやすかったです。
他の平行定規でもあまりかわらないとは思いますが、
この平行定規のメリットとデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
黒がかっこいい ダイヤル式に比べると素早く角度調整が出来る 軽くて操作性が良い | 平行定規の上げ下げ音が他より大きいかも ダイヤル式調整の方が使いやすい人もいる |
僕は、講師オススメのこの平行定規を使って結果良かったと思ってます。
デメリットの上げ下げ音ですが、ワイヤーのこすれる音が少し気になったので、556などの、油を少しだけ差したら、めちゃくちゃスムーズになりました。

製図板は高額かつ、試験の時くらいしか使わないです。買うのは正直勿体ないので、周りに持っている人がいれば借りるのが一番いいよ。あとは中古品を購入とかでも安く抑えられるが、不良品には注意してね。
自分の物がどうしても欲しい!というのであれば、こちらの平行定規をオススメします。
ステッドラー製図用シャーペン 2本
シャーペンも色々試しましたが、自分はこれが一番使いやすかったです。


メリット | デメリット |
作りが繊細で細かい部分なども書きやすい 低重心で疲れない 滑り止めのきめが細かく滑りにくい ちょうど良い太さで握りやすい | 重くて苦手という人もいた 滑り止めのきめ細かさで、指が痛くなる 価格が高い ネットでしか売ってない |
もし、購入するならネットでしか売ってないので、ネットで購入しましょう。
僕は、高い買い物だから、実物見てから決めよう。と思って
このシャーペンを求めて1日中、大型文房具屋を見て回りましたが、どこも売ってませんでした。
ネットでさっさと買ってしまった方が良いです。
2本揃えたのは0.7mmと0.5mmの2本あった方が、図面のメリハリがでて美しいからです。
柱壁など構造部は、0.7mmでハッキリと仕上げ、家具や植栽などは0.5mmで仕上げます。


パッと見て、0.7mmで書いたところ、0.5mmで書いたところ一目でわかりませんか?

僕は、0.3mmも買ったけど0.3mmは線が細すぎてわかりにくく、全く使わなかったよ
ぶっちゃけ僕は、最後の方は、0.7mmの強弱でけでもそれなりにメリハリがつけれるようになりましたが、
それでも、0.7mmと0.5mm使い分けた方が、メリハリが出て美しい図面に仕上がるのは間違い無いです。
図面にメリハリがあり、密度が濃く、美しいと、ミスが多くてもパッと見で合格になるケースもあるみたいです。
採点官も人間なので、パッと見の感覚で一瞬で合格だと判断してくれるんですね。
シャーペンに巻くスポンジ

同じ受講生がこれをつけてて、興味本位で買ってみました。
思った以上に良かったです。というかめちゃくちゃ良かった。
メリット | デメリット |
手汗かいても滑らない 使っていくうちに馴染んでめちゃくちゃ書きやすくなる 指が痛くならない | スポンジが馴染まないうちは使いにくいかも 最初はペンまわりが太くなり逆に疲れる 文章は書きにくい ネットでしか売ってない |
一番オススメしたいのは、手汗をかく人です。
これ使ってればどんなに手汗かいても全く気にならなくなります。
文章の細かいタッチを連続して素早く行う動作はどうしても、これがついていると逆に疲れやすくなるかも。

そんなに高い物ではないので、手汗かく人は試してみるといいかも!
バンコ三角定規型テンプレート


これもめちゃくちゃ良かったですね。テンプレートはぶっちゃけこれ一つで良いかも。
メリット | デメリット |
真ん中の持ち手がめちゃくちゃ使いやすい 厚みがあるので、ズレないし安定感がある ちょうど良い大きさ テンプレートの種類も多く汎用性が高い | 厚みがあるので、細かいテンプレートには不向き 円のテンプレートが18mmまでと少々不安 |
このデメリットを解消する為に、
総合資格のテンプレートを僕は持っていました。
お互いの弱点を補い合う関係にあるのですが、使う割合は、バンコ8割、総合資格テンプレ2割くらいです。
慣れちゃえば、バンコ一つで十分な気がします。
とにかくこのテンプレートめちゃくちゃ使いやすいので、これをメイン使いする事をオススメします。
総合資格オリジナルテンプレート

総合資格で販売しているテンプレートです。
こちらのテンプレートでは、主に家具の記入で使ってました。バンコだと厚みがあるのでどうも書きにくい。
バンコとの比較です


細かい家具などは、定規の厚みが薄い方が書きやすいです。
総合資格テンプレートのメリット | 総合資格テンプレートのデメリット |
薄くて細かい家具などが書きやすい 円が30mmまであるので安心 | 裏と表が判断しにくい 軽くてペラペラなので安定感がない(ズレ注意) 薄いので、平行定規のスキマに入り込む時がある |
基本的には、バンコメインで、バンコでやりにくい家具だけはこれでやる感じがいいと思います。
円が30mmもどんな課題が出てきても安心です。
ただ、植栽なども、これで書こうとすると安定感がないので、しっかり押さえとかないと危ないです。
あと、裏表の判断がかなりわかりにくいので、このように持ち手をつけて判断しやすくしておくと良いです。

これは、ホームセンターでゴムの切れ端?みたいなやつを買って両面テープで貼り付けました。
念のため、持っておくと安心。かつ綺麗に家具などを書きたいときには役に立つアイテムです。
ステッドラー勾配定規


勾配定規は、総合資格オススメの物を使用していました。
特に不自由なく使っていましたが、もうちょっと小型な物でもいいかなと思いました。
僕が使用していたのはコレ(20cmタイプ)
もうちょっと小型な物だとこちら(15cmタイプ)
僕が使用していた20cmタイプのメリットデメリットです。
メリット | デメリット |
重く安定感がある 長い線が引ける | 大きく重いので邪魔に感じる事がある 大きいので小回りがきかない |
勾配定規は出番も少なく、矩計図と立面図の一部で使う程度です。
使用頻度の少ない物は出来るだけコンパクトな方が、他の道具を取り回す時に邪魔にならないので
15cmタイプの方でも良いかもしれません。
二本指グローブ



これは、手汗かきのMVP商品です。
メリット | デメリット |
手汗で図面が汚れない 鉛筆のカスで図面が汚れない 刷毛のかわりになる ワンアクションで、カスを飛ばせるので時短になる | お金がかかる 一度使うと手放せなくなる |
ハッキリ言って、良いことしかなくデメリットはひねり出した感じです。
これだけメリットしかないのに、意外に使っている人は少ないです。
これを使うだけで図面の綺麗さが全然違いますので、是非使ってみて下さい。
製図道具の中でダントツナンバーワンおすすめ商品です!
CASIOストップウォッチ
商品品番:TMR-71S-7JH
この商品の良いところは、4つのタイムを同時に計測できる事
例えば
- T1、試験開始から試験終了までの時間
- T2、エスキス開始時間
- T3、平面図開始時間
- T4、矩計図開始時間
このように同時に4つのタイマーを計測できます。
まぁ、押し忘れたりで4つ同時に使った事はあまり無いのですが、時間管理にめちゃくちゃ役立ちます。
しかしこの商品このままだと、試験には持ち込めません。
あくまでもタイマーの為、音が鳴ってしまうのです。そこで少し分解して音の線を切らないと使えません。
分解するときに精密ドライバーが必要になります。※プラスドライバーのちっちゃいやつ
メリット | デメリット |
4つタイマーを同時管理できる コンパクトで引っかけられるので邪魔にならない | 音がでないように改造が必要 |
こんな感じで、道具箱に引っかけて使います。


僕の試験会場は時計がありませんでした。
時計を持って行けと総合資格ではしつこく言われますが、
試験開始時に、このストップウォッチを押しておけば、時間管理はこれだけあれば大丈夫です。
必要に応じて、2~4のタイマーも使う感じです。
フリクションマーカーペン2色


これは、課題文の読み取り用ですね。この3本セットがあれば十分かも
何故フリクションマーカーが良いのかというと、色移りが心配だからです。
あと消せるのも、大きなメリットです。
マーカーペンって物によっては、裏に色移りするペンがあります。
本番でそれやってしまったら最悪失格になりかねないです
読み取りの際は、2色で2重チェック出来るし、シャーペンも使えば3重チェックできます。
このあたりは、自分のやりやすいやり方でいいと思います。
製図板の滑り止めマット

これも必須アイテムです。
これを製図板の足に引いて滑り止めをします。試験会場は思っている以上に狭いです。机もガタつきます。
これに対応出来るように、滑り止めを持参します。
一つ注意点は、カットして短くしていかないと、不正とみなされ使用出来ません。
理由は、下に何か隠せるようになるから。みたいです
100円ショップでもどこでも売ってます。
小さくカットして持参しましょう。
フローティングディスク


僕はこれを、平行定規、テンプレート、勾配定規に付けていました。
理由は、図面の上で何度も何度も、定規類を動かしていると、図面が汚れるからです。
メリット | デメリット |
図面が汚れにくくなる 平行定規などのこすれに気を使わなくて良い | 若干、隙間が出来るので、 薄いテンプレートだとすり抜けてしまう ディスクが引っかかる |
この商品は、付ければいいという訳でも無く、デメリットも考えながら使用して下さい。
自分の使いやすい程度に最低限に張るのがコツです。
電卓

電卓も、そこそこの大きさなら何でも良いです。
一番良いのは、仕事で使い慣れている物をもう一つ用意すると良いでしょう。
慣れていると、早く打ててミスも少なくなるため。
ちなみに僕が使っていたのはコレです。まぁ可もなく不可もなくでした。
角度調整が出来て、計算の記憶も出来てボタンがある程度大きい物で選びました。
迷ったらこれでいいと思います。
100均の入れ物とペンケース


今まで紹介してきた道具達を効率よく収納する箱です。
100円均一などでも売ってます。
僕はダイソーでペンケースと一緒に買いました。
何回も言いますが、試験会場はめちゃくちゃ狭く、狭いスペースでの作業を強いられるため、コンパクトに効率良く収納出来るケースは必須です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
製図試験は、学科試験合格からそんなに時間がありません。
製図道具を色々試している時間すらもったいないです。

ここで紹介した道具は僕が、色々な道具を試してみて、使いやすい物だけを紹介しています。
また、道具を使い慣れるのにも時間はかかりますので、
自分が使う道具は出来るだけ早く決めてしまい、慣れる事も大切です。
これから、製図試験へ挑もうとする受験生達のお役に立てたなら嬉しいです^^
消しゴムは、試験当日に新品に買い換えました。
理由は、新品が一番角があり使いやすいからです。
そして試験で使ったこの消しゴム普通の消しゴムに比べて、かなり使いやすかったので紹介。

まぁ、商品よりも試験日には新しい消しゴムで試験に挑む事の方が大切です。
いつも使っている、年期の入った
角のとれまくった石ころみたいなやつなんて絶対に持って行ったらダメだぞ!!
最後までお読み頂きありがとうございました!それではまた~。
僕は令和4年度、二級建築士に【総合資格学院】に通学して一発合格しました。
資格学校の料金ってめちゃくちゃ高いですよね?

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