令和4年度、僕は二級建築士に合格した訳ですが、
その時の製図を教えて下さった総合資格のベテラン講師の講義がめちゃくちゃ解りやすく
当時、受け持っていた私を含め、約10名くらい無事全員合格を果たしました。
試験突破のコツや、本質を教えてくれたので、すんなり合格する事が出来ました。
今回はその、コツと本質を解りやすく紹介していきます。
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近年、通学して学ぶ。という学習方法が見直されている気がします。
=>「スタディング」のコース一覧やキャンペーン情報、無料お試しはコチラ!僕は総合資格で、優秀な講師の元で製図試験を勉強しました。
WEB講義で勉強をしようと思っていて製図試験に不安を感じている人
製図試験攻略法を知りたい人
簡単に製図試験のポイントだけ知りたい人
今回は、そんなベテラン講師が教えてくれた。一発アウトなミス。大減点されてしまうミスを5つに厳選して紹介していきたいと思います。正直これさえミスしなければ合格出来ます。
きちんとポイントを押さえて効率良く合格を狙いましょう!
一発アウト8選
これ、あり得ないと思うかもしれませんが、結構多いみたいです。
テンパって名前を記入し忘れてしまう人や、時間に追われて行う試験なので焦って一番肝心な所が抜けてしまうパターンですね。
まず最初に、名前・受験番号は必ず最初に書くようにしましょう。後回しにするとリスクが高いです。
せっかくパーフェクトな図面を完成させたのに名前を書いてないで落ちるなんて、悲しい事にならないように気を付けよう。
二級建築士の製図試験というのは、試験で出された課題をいかに性格に図面に表現するかのテストです。
主用室が足りない場合も、一発アウトになります。
抜けがちな主用室は以下の通り
- 収納A・Bなど
- トイレA・Bなど
- 洗面室
- 前室
- 手洗い場
これらも、求められれば抜けただけで、即アウトです。
僕は、主用室チェックは、エスキスがまとまった時、エスキス中間時、エスキス完成時、の合計3回チェックした。絶対どこか抜けているというつもりでチェックするくらいがちょうど良い。
耐力壁は無ければ、お家の強度が著しく弱くなるので、
これも一発アウトだといいます。
耐力壁の△マークって結構忘れる人いるみたいです。
スパンは、多ければ多いほど良いという訳では無く、
【端・端・真ん中・向かい合う壁】に入れるとちょうど良くなります。
伏図の凡例の記入漏れは結構いるみたいです。意識して書くようにしましょう。
ついつい図面に夢中になっていると忘れがちになってしまう所です。
数字は、一緒なので、気がついたら書いてしまうのも手かもしれません。
また、伏図凡例に書いてある記号も一つ漏れると大減点をくらってしまうので、
理想は、凡例記入しながら、伏図の記号を相互チェックするような形で見ていくと良いです。
平面図の不一致はもちろん一発アウト。
ズレていないか、確認を何度もする癖をつけて、ズレに早めに気がつけるようにしましょう。
僕も何回か、ズレていた事があります。
気がつくのが早ければ早いほど、修正出来ますので、何回も、テンプレートをあてて確認する事が大切です。
チェックする箇所は、
- 階段の位置
- 通し柱の位置
- 1、2階の寸法
これを一瞬でチェック出来るようになると正確に図面が書けて、かつ、作図速度も上がります。
火打ち柱を入れる位置にも注意が必要です。
間違っても、【階段】【エレベーター】部分に火打ち柱は入れないようにしましょう。
入れてしまった場合は、一発アウトとなります。
火打ち柱は、お家全体に、主用室を囲むように入っていれば、特にそこまで制限はないので、
階段、エレベーターや昇降部分に入ってなければ減点をくらう事はありません。
木造では、矩計図を求められますが、平面図にどこを切断した矩計図を書いたか、記号の記入が求められます。
ここも、記入を忘れると、無慈悲に一発アウトとなるようです。
ちなみに、
- 切断方向の不一致
- 切断面の不一致
- 高さの不一致
上記不一致は減点もかなり大きいので、同時に気を付けたいポイントです。
基本的に、平面図、伏図、矩計図と図面に整合性がない場合はいずれも、大きな減点となってしまう。製図試験で求められるのは正確性なんだ。
令和4年時点では、過去2回、稀な出題ではあると思いますが
防火地域による、延焼ラインの記入と、防火設備の記入が求められたケースがあります。
初出題の時は、いきなり対応出来る受験者も少なく、書けていなくても合格した人がほとんどだったみたいですが、
2回目からは、延焼ラインと防火設備の記入が無い場合は、一発アウトだったみたいです。
1階、3m、2階は5mってやつですね。
きちんと対策しておいた方が良いでしょう。
建築法規が絡むところは、特に正確さが求められるし、法規自体が複雑なので、前もって練習しておかないと、本番でいきなり対応はまず無理だ。ちゃんと練習しておこう
大減点6選
主用室なしは、一発アウトで、面積不足は大減点となります。
それほど主用室は大切です。
ここもエスキス時に何度もチェックを行い主用室の面積不足が起きないようにしましょう。
また、明らかに課題からあまりにもかけ離れている面積も減点対象となります。
例えば、
- トイレの面積が必要以上に広い
- 収納の面積が小さすぎる・大きすぎる
いずれも、小さい減点で済むようですが、
主用室の面積が足りない場合は、大減点となります。
修正不可なところまで書き上げてしまったら、寝室(〇〇㎡)のように間違っていても、要求面積以上の面積を書いてしまいましょう。それで誤魔化せる場合もあるようです。
ポイントは、
課題を忠実に再現している事であって、もし、面積が不足していても、自分はクリアしているつもりで書き上げた。という形を作っておけば、小さな減点で済むようです。
ミスに気がついても、落ち着いて対処出来れば大丈夫です。
面積表の計算ミスも大減点か、
修正後の面積表が課題面積オーバー、以下となってしまうと残念ながら一発アウトなようです。
特に注意が必要なのは、以下の通り
- 柱のある広いバルコニーは建築面積に入る
- 910のバルコニーは建築面積に入らない
- 外階段の建築面積
気にするのは、これくらいでしょうか。
この点だけ気にしておけば、あとは電卓の打ち間違いをしなければ良いだけなので、
慎重に計算してミスのないように仕上げていきましょう。
令和4年度の課題は保育所でした。
総合資格では当初から、保育所ならば、階段の段数は普通では絶対に出てこないという予想を立てて、
本番の試験では、
実際その通り、段数を増やして記入するように求められました。
この要求された項目に違反すると大減点となります。特に注意が必要な項目です。
保育所ならばどの点に注意するべきか、
要求図面がどういう意図で作られているかを把握する事。
そのメッセージをちゃんと理解してますよ!と図面上に表現出来れば、多少のミスがあっても、合格間違いなしです。
令和4年度の試験では、保育所で
立面図は【東側立面図】が要求されました。
大体、過去試験ではほとんど【南側立面図】(日当たり面を考慮して)を要求されていました。
総合資格では、一応立面図は全面書けるように練習をしますが、南側立面図が簡単だし、
出題確率が一番高いのです。
なので、南側立面図しか練習していないという方も結構いたと思います。
こういう時に、一度でも、練習をしておかないと、テンパってしまい、
本番で初めてやろうとしても絶対に上手くいかないので、
一回でいいので、全面練習しておく事をオススメします。
伏図の梁の間隔は、1810mm以上間隔がないようにする。
これだけです。
たまに、超スカスカな伏図で提出している受講生がいますが、それでは絶対に合格出来ません。
迷ったら、構造的に弱そうだな。と思ったら、躊躇なく付け足しましょう。
他にも、
凡例の数字の未記入は一発アウトです。忘れずに!
また、通し柱、柱、管柱、小屋束、母屋の記入忘れも大減点です!
平面図、伏図共に、柱の間隔が少なすぎる場合も、大減点です。
こちらも1810mm以上間隔が空かないようにする。
これだけです。
こちらは、最終チェックの時にでも、簡単に付け足すことは出来ます。
平面図の柱を付け足したら、伏図の柱も、忘れずに付け足すこと!!
平面図を付け足しても、伏図に付け足すのを忘れていたら減点をくらいます!忘れがちなので気を付けて!
まとめ
如何でしたでしょうか。
総合資格の製図を担当してくれていた、この道20年以上のベテラン講師の教えがすごく解りやすく、
僕自身、簡単に製図試験に合格する事が出来たので、
忘れる前に、特に大事なポイントを紹介してきました。
少しでも、皆様のお役に立てれば嬉しく思います^^
学科試験を突破された皆様であれば、製図試験は超簡単です。
何故なら、覚える事が極端に少ないからです。あとは、求められた要求を図面に表現すれば良いだけです。
今回紹介したポイントを押さえて、完図にたどり着きさえすれば、絶対合格出来るでしょう。
文書で要求された事を、図面で正確に表現する。正確に書けなかったところが減点。です。
落ち着いてやれば大丈夫です^^頑張りましょう
僕も実際使っていた、超厳選した製図道具はコチラ。迷ったらコレを買っておけば間違いなし
【二級建築士】おすすめの製図道具、神アイテム13選【製図】最後までお読み頂きありがとうございました!それではまた~。
僕は令和4年度、二級建築士に【総合資格学院】に通学して一発合格しました。
資格学校の料金ってめちゃくちゃ高いですよね?
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