学科試験が終わると、およそ二ヶ月で製図試験があるわけですが、その間に合格できる図面を書けるようにならないといけません。
今回は、二級建築士の製図試験(木造)で僕も実際にやっていた、試験直前期に必ずやるべき事を5つに厳選したのでお伝えしていこうと思います。
総合資格学院内でも、抜群の指導力を誇る講師直伝の方法です。
実際に、僕のクラスは21人中、20人合格という結果でした。
二級だけではなく、一級でも使える内容になっています。
製図試験に向けて、日々努力をしている皆様におかれましては、参考になるかと思いますので、是非最後までご覧下さい。
リフォーム業界で10年以上、営業、施工管理の仕事を経験
二級建築士、二級建築施工管理技士、ストレート合格
令和4年度、二級建築士学科テスト(計画18、法規23、構造22、施工22)
製図試験も同年一発合格
試験のシュミレーション
試験直前期になると、だいたいの方は、図面をある程度書き上げる事が出来るようになっていると思います。
そこで、オススメな勉強方法は、
試験のシュミレーションをするという事です。
どういう事かというと、
本番試験を想定して、11:00~16:00まで、通しで5時間どこまで課題をこなせるかやってみて下さい。
出来るだけ本番に近い状態を作る事がコツです。
- 時計は持ち込み可能なストップウォッチで時間計測してみる
- 5時間飲まず食わずでやってみる
- 課題用紙、作図用紙は本試験に近い物を使用する
本当に試験をやっているつもりで取り組んで見てください。
そうすると必ず、自分の課題が見えてくるはずです。
途中で、お腹が空いた。当日は軽食を食べておこうかな
エスキスで時間がかかりすぎて、作図が満足いくラインまで書けなかった。
このように、自分なりの課題が必ず出てくるはずなんです。
僕も実際にこの勉強方法をやってみて、自分のミスの多さと、エスキスに時間をかけすぎてしまうクセを見つける事ができました。
試験直前期なので、時間も本番に合わせてこれを行い、生活リズムを試験中心にしていきます。
矩計図を一日一枚書く
矩計図は、暗記科目です。
矩計図をいかに早く書き上げられるかで、思っている以上に時間に余裕が生まれます。
矩計図は書けば書くほど、スピードが速くなるため、一日一枚必ず書くようにします。
矩計図に使える時間の目安は、25分~35分が目標です。
20分台を安定してだせるようになったら、もうやる必要はありません。
何故ならば、それ以上早くなる事は無いからです。
まだまだ、40分~50分くらいかかってしまうよ~。なんて人は、やればやるだけ速度が上がりますので、
一日一枚書く事で、ドンドン速度は上がっていきます。
矩計図は、書けば書くほど、スピードが上がるし、早く書ければ、自分が思っている以上に時間に余裕が生まれます。少なくても30分台で書けるまでやり続けてほしいです。
早寝早起き
試験のシュミレーションなんて、休みの日しかできないじゃん。僕は直前まで仕事だからできないよ
本当は、こんな時くらいは、仕事など休んでしまうのが一番良いのですが、
総合資格に通っていた生徒の中でも、前日まで仕事がある。なんて人結構いました。
そんな人が、試験直前期にやるべき事は、早寝早起きを習慣化しておく事です。
僕の場合は、
朝5時に必ず起きて、夜はどんなに遅くても22時には寝るようにしていました。
試験直前期の1週間くらいで良いので、生活リズムを朝方にしておきます。
朝に勉強するメリットは、皆さんだいたい分かっているかと思いますが、
僕は早起きをして、【矩計図を一枚書く、時間が余ったら、エスキスの訓練】をやっていました。
更に、やっておくとオススメな行動は、
早寝早起きをして、生活リズムを試験用にカスタマイズします。
試験時間の11:00~16:00を一日で一番集中できる時間、食事をしなくても良い時間に調整しておく事で、
試験時間には自然に集中でき、空腹にもならずに5時間程度であれば、ぶっ続けで作業をしても苦にならなくなります。
筋トレなど運動
筋トレや運動などの運動をして体力をつけて、健康な身体を維持する事はめちゃくちゃ重要です。
製図試験は、頭も使うし、体力も必要です。
筋トレや運動は、脳を刺激し、頭も活性化して、体力も付きます。
試験の一週間前くらいからで良いので、運動をして体力をつけておくと、試験でも有利になります。
既に運動習慣がある方は良いですが、試験の一週間前からやるよって方は、やり過ぎにも注意です。筋肉痛で逆に体調が悪くなったなんて事がないように無理のない範囲でやりましょう。
僕も実際にやっていたオススメ行動は、
寝る前のストレッチ、散歩、腕立て、腹筋、スクワットの軽い筋トレです。
これをやっておくだけで全然体調が違います。
サウナや瞑想
製図試験は体力も頭も使う試験です。
日々勉強をしていると体力も頭も使い疲れますよね?
そんな時は、無理せず休みましょう。
オススメなリフレッシュ行動は、サウナや温泉、瞑想も手軽に出来るリフレッシュ方法です。
作図の練習ばかりしていると、腰が痛くなったり、手が痛くなったり、
様々なところに疲れが出てきます。
サウナは血流を刺激して、代謝を上げてくれます。血行が良くなると、不思議と足腰の不調も消えて、ぐっすり眠れるようになります。
なんか疲れてきたな。
そう感じたら、サウナと瞑想を試してみてください。
最高のリフレッシュ方法です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
僕が、試験直前期にやって、効果がめちゃくちゃあった5つの事を紹介させて頂きました。
試験直前ともなると、緊張もしてくるし、あせってガリガリ勉強を詰め込みがちですが、
もうここまできたら、あとは自分の今までやってきた事を信じて、体調を整えて試験に挑む方が大切になってきます。
健闘を祈ります!頑張ってください!!
最後に、図面を美しく描く為の道具を紹介します。
道具へのこだわりは製図試験を楽しくし、楽にして、合否にも直結します。数々の道具を試し、その中でも特に使いやすかった道具を紹介しています。
是非参考にしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました^^それではまた~。