今回は、バランス釜からユニットバスにリフォームする方法を詳しく解説していきます。
昔ながらのバランス釜は、浴室という密閉空間で【ガス】と【火】を使ってお湯を作るわけですから、
けして安全なものではありません。
そんな危険なバランス釜式の浴室を、ユニットバスにリフォームしたらいくらくらいかかるのか。
解説していきたいと思います。
今回紹介するリフォーム現場に費用は80万円（税込）です。
頑張ればなんとかなる金額じゃありませんか？
安全と快適を買うと思って、気になるかたは、是非検討してみて下さい＾＾
リフォーム業界で10年以上、営業、施工管理の仕事を経験
所持資格：二級建築士、二級建築施工管理技士、石綿管理主任者
33歳の時に、大手リフォーム会社に転職成功 (年収500万円～600万円)
バランス釜の危険性
バランス釜というのは、
浴室という密閉空間で、
【火】【ガス】【空気】を混ぜて、浴室内でお湯を作る仕組みの給湯器です。
【空気】に関しては、煙突を介して外から取り込むようになっています。
簡単に説明すると、
密閉した浴室内で火を使ってお湯を沸かすわけですから、
【けして安全な物ではない】という事です。
今の機種は安全センサーも付いているので、そんなに心配もいりませんが、
空だきをして、一酸化炭素中毒事故に繋がったり、危険性と常に隣り合わせという事を忘れてはいけません。
今はもっと技術も進歩していて、安全にお湯を沸かす事ができる機械はたくさんあります。
まだ、ご自宅に取り付いている方はこれを期に交換を検討してみては如何でしょうか？
バランス釜交換にかかる費用は？
昔ながらのバランス釜は、今もまだ販売はしているものの、
段々とメーカーさんの取り扱いも少なくなってきています。
良く使われているお宅は【都営住宅】や【公共住宅】にまだ多く採用されている事もあり、バランス釜自体の生産を止める事はできません。
バランス釜を交換した時の費用はいったいいくらくらいになるのでしょうか？
ユニットバスの工事費と比べてどのくらい差がでるか解説していきます。
バランス釜本体の交換費の目安は20万円前後
バランス釜だけを交換する場合、工事費含めて約20万円前後の出費となるでしょう。
バランス釜本体の交換と外気に面している煙突の交換と工事費全て含まれた金額です。
※交換は必ず専門家にお願いしましょう。
今のバランス釜は進歩している？
少しではありますが、現在のバランス釜は安全に設計されています。
- バランス釜の下のレバーをカチカチ回して口火をつけなくても良い
- 口火の点火はLEDランプで確認できる
昔の物に比べるとだいぶ使いやすくなっています＾＾
ユニットバス式にリフォームしてみた
浴室解体
バランス釜のあったところは、穴が空いているので塞ぎます。
タイルがうまく取れて良かったです。
タイルが綺麗に取れないと大変です。（職人さんが）
配水管を新しい物にしたら、
コンクリートで土間打ちをして
新しい床の下地を作ります。
ガス管はもう使わないので撤去します。
築年数40年近いお宅ですが、
浴室の使用頻度がそんなに高くなかった事もあり、
腐りやすい入り口まわりの木も予想以上に綺麗でした。
補修はしなくても良さそうです。
バランス釜から給湯器に交換する
バランス釜を撤去しましたので、新しい安全な給湯器を外に取り付けします。
配管は、新しく穴を空けても良いし、バランス釜が貫通していた穴を利用しても良いです。
今回は、新しく穴を開け直した方が綺麗に工事できたので、新しく穴を開け直しました。
ちなみにこの給湯器は追い炊き機能は付いていないのですが、10万円しない金額で購入できます。
安全な上、バランス釜より全然安いんですよ。
ユニットバスを組立てる
給湯器工事が終わったら、新しいユニットバスをドンドン組立てていきます。
ここまで工事開始から3日目です。
全部の工程を4日間で終わらせます。
ドアの周りの補修が多かった為、クロスを張替えて仕上げる事にしました。
お湯を出すテストをして、傷や汚れなど確認して終了です。
完成
今回の工事にかかった費用
今回の工事にかかった費用は、80万円(税込)です。
バランス釜の交換だけでも20万円前後かかるわけですから、
差額は60万円です。
今後、安心安全にお風呂に入れると考えたらそんなに高くはないと思います。
まとめ
如何でしたでしょうか。
バランス釜は、その仕組み上、密閉した浴室内で火を使うわけですから、けして安全な物ではありません。
もしご予算が許すのであれば、今回のようなリフォームを提案しています。
安全で快適に浴室を使い続ける事ができて、日々の生活が豊かになります＾＾
まだ、ご自宅にバランス釜があるよって方は是非検討してみて下さい＾＾
最後までお読み頂きありがおとうございました！それではまた～。
