最近では、SDGsやカーボンニュートラルの対策として、国や東京都は、太陽光発電や蓄電池を強く推奨しています。
今回は、蓄電池にフォーカスします。
- 蓄電池とは、どんな商品なのか?
- 何ができるのか?
- 本当に必要なのか?
- 元が取れるのか?
- メリット、デメリットとは?
この記事をお読み頂ければ、蓄電池について詳しく知る事ができます。専門的なところは割愛して、
出来るだけ、わかりやすく簡単に解説していきます。
更に、意外に元が取れてしまう事や、経済的なメリットまで詳しく解説していきます。
国や東京都は強く推奨している蓄電池ですが、本当にメリットはあるのでしょうか?
実際に導入されたお客様の事例と共に詳しく解説していきます。
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蓄電池とは?
そもそも蓄電池とはなんなのか?
【太陽光発電で発電した電気を貯めておくタンク】が蓄電池です。
蓄電池とは、太陽光発電とセットで使う商品です。
たまに、蓄電池単体でも、深夜電力を利用して蓄電し、昼使う事によってメリットを出す。なんて話も聞きますが、費用対効果としては最悪なので、蓄電池単体の導入は絶対にダメです。
このように、太陽光パネルで発電し、蓄電池に貯めておき、夜使う。という流れが作れます。
これにより、電気の自給自足に限りなく近い状態を作り出せるのです。
図のように、
- 太陽光発電は、昼間大きく発電し、夜は発電しません。
- 使う電力は、昼間よりも夜に多く使用します。
この昼間、余ってしまった電気を安い金額で売電せずに、蓄電池に充電
夜に使い経済的メリットを得よう!
という目的が蓄電池の大きな役割です。
電気の自給自足は、カーボンニュートラルに大きく貢献する事になるため、国や東京都も強く推奨しているというわけです。
国も後押し!グングン伸びる蓄電池のシェア、今後は更に拡大
蓄電池の市場はドンドン拡大しています。
国や東京都も、補助金をたくさんだして、力を入れて取り組んでいます。
車載用というオレンジのところは、電気自動車のシェアになります。
定置用というブルーのところが蓄電池です。
2050年のカーボンニュートラルに向けて、どんどんEV、PVの普及は上昇していく予定です。
今でも、補助金はたくさん出ているので、さっさと導入してしまうか、今後の展開を待つか悩むところですね。
個人的には、物価の高騰もあるので検討していて卒FIT後であれば、さっさと導入しちゃいましょう派です。
根拠は後ほど解説します。
2050年のカーボンニュートラルの実現には、蓄電池システムは最重要になります。
一般家庭でも、業務用でも、太陽光や風力など自然エネルギーで発電したエネルギーを蓄電するタンクは絶対に必要です。
蓄電池のメリット
ここまで、蓄電池の仕組みや、国や自治体の考え方など少し難しい話をしてしまいましたが、
ここからは、単純に蓄電池のメリットを解説していきます。
蓄電池のメリット | 蓄電池のデメリット |
補助金がたくさん出る 停電時、災害時の安心 太陽光で発電した電気を効率良く使える 電気の自給自足が可能 | 導入コストが高すぎる 設置スペースが必要 太陽光なしだと意味がない |
補助金がたくさん出る
太陽光発電と蓄電池はセットであるという事はわかったと思いますので、
太陽光発電と蓄電池を設置した場合の東京都の補助金をわかりやすく解説します。
東京都の場合の補助金の目安は次の通りです。
太陽光発電設備の補助金 | 3kW以下だと15万円/kW(上限45万円)3kW超、12万円/kW |
蓄電池システムの補助金 | 太陽光4kW未満、15万円/kWh 蓄電容量5~6.34kWh未満で一律95万円 |
容量で細かく分かれているので、こうみると少しわかりにくいかもしれませんが、
簡単にまとめると
- 太陽光発電設備導入で、45万円前後
- 蓄電池の導入で95万円前後、容量が上がれば、上限の120万円
これくらいは出ると思ってもらって大丈夫です。
これだけ補助金がでているので、機種によっては、経済的に大きくメリットをだせる商品も存在します。
補助金については更に詳しくコチラの記事で解説しています。
【令和5年度】リフォームでもらえる補助金まとめ【東京都がアツイ!!】停電時、災害時の安心
停電時、蓄電池があるとめちゃくちゃ便利です。
例えば、今停電が発生したとします。
一度全ての電気が落ちて、、
蓄電池があれば、数秒後に自動的に電気が復旧します。
これ凄くないですか?
今まで太陽光やエネファームなど、災害時に電気を使える設備はありますが、災害用コンセントしか使えなかったり、スイッチ操作が必要だったり、それぞれ、ややこしい制約があります。
蓄電池さえ設置してあれば、
停電があったら、何もしなくても蓄電池から、勝手に電気を復旧させてくれます。
周りが全部停電してて、うちだけ快適に電気が使えるなんて出来ないわよ。
計画停電で、周りが全部停電しているのに、うちだけ明るかったらおかしくない?
復旧させる範囲も自分で選ぶ事ができるので、こんな心配も不要です。
例えば、リビングだけ、とか、エアコンだけとかに設定しておけばそんなに目立たなく自動復旧で電気が使えます。
太陽光で発電した電気を効率良く使える
2023年6月から、電気料金はまた値上がりし、1kWhあたり、32円とかそれ以上になっています。
見方を変えれば、
太陽光発電で発電した電気の価値がグングン上がっているという事になります。
太陽光は昼間多く発電して夜は発電しません。
しかし、人間は夜に電気を多く消費します。そこで蓄電池で価値のある電気を貯めておく事で、夜使い電気の自給自足を目指せるのです。
また、FITという国の制度がありますが、
FIT(Feed In Tariff)とは、再生可能エネルギーの普及を目的とした 「固定価格買取制度」のこと。 太陽光などの再生可能エネルギーで作られた電力を、電力会社が一定期間、固定価格で買い取るように国が定める制度
売電価格を10年間固定金額で補償しますよという制度。
今はFIT料金よりも買う電気料金の方が高いので、
やはり、蓄電池にはメリットがあり、その価値はドンドンと高まっています。
電気料金が値上がりすればするほど、太陽光発電と蓄電池の価値は上がっていきます。
電気の自給自足が可能
太陽光発電をフル活用できるので、電気の自給自足が再現可能です。
実際に、SNSでも自給自足ほぼ達成の声があります。
これがずーっと続くわけですから、羨ましいです。
蓄電池のデメリット
蓄電池の仕組みやメリットを今まで解説してきました。
ここでは、蓄電池の否定派の意見と、デメリットを解説していきます。
蓄電池のメリット | 蓄電池のデメリット |
補助金がたくさん出る 停電時、災害時の安心 太陽光で発電した電気を効率良く使える 電気の自給自足が可能 | 導入コストが高すぎる 設置スペースが必要 太陽光なしだと意味がない |
デメリットもきちんと知る事で、正しい判断が出来るようになります。
導入コストが高すぎる
蓄電池なんて、電気を貯めるだけのただのバッテリーでしょ?そんなに金額がするとは思えないわ。
こう思う方かなり多いですが、実際は目玉が飛び出るほど高額です。
メーカーさんによりそれぞれ特徴は違いますが、
工事費込みで150~300万円はするような商品です。
そんなするんじゃ元を取るのに何年かかるんだよ!必要ないよ!そんなもん!
こうなる方が多く、蓄電池と太陽光が普及しない一番の原因です。
補助金があるとはいえ、長期的に考えないと、金額的にはデメリットしかありません。
補助金があるからとはいえ、よく考えて導入したいですね。
設置スペースが必要
敷地が広いお宅ならば、問題ないのですが、
蓄電池は、外部に置くケースがほとんどで、外に置き場所が必要です。
特に補助金のたくさん出ている東京都では、
住宅の建蔽率も高く、密集している戸建が多い為、
設置スペースが無いからという理由で断念されるお客様もいらっしゃいます。
今回導入したお宅は、元々エネファームが設置してあるお宅に、後付けで太陽光発電と蓄電池システムを導入しました。
十分な敷地面積があるので、今回は特に問題はありませんでした。これくらいのスペースを確保する必要があります。
だいたい、エアコンの室外機1台分の大きさです。
太陽光なしだと意味がない
蓄電池はあくまでも、太陽光とセットです。
蓄電池単体では何の意味もありません。
たまに深夜電力プランを利用して、安い深夜に電気を貯めておき、
昼間使うという使い方を推奨する業者さんもいますが、【少しだけ安い電気を買い】【高い時間帯に使う】
だけでは、補助金があるとはいえ、到底元を取る事は出来ませんので、絶対にやめましょう。
蓄電池とは
あくまでも、太陽光とセットで使う事によって、最大限に活かすことができるのです。
蓄電池否定派の意見
実際の否定派の意見をSNSから、拾ってみました。
他にもこんな声がありました。
- 元が取れなそう
- 安くなるまで待った方が良い
- 飛び込み営業が多くてウザすぎる
一番多かったのが、初期費用の高さにビックリしている声が多かったです。
蓄電池は元が取れる?
太陽光と蓄電池のセットであれば十分元を取る事ができます。
安い業者さんを利用すれば、
- 太陽光発電で10年前後で元が取れる
- 蓄電池は、15~20年で元が取れる
また、太陽光は、パネル自体のメンテナンスはそれほどかかりませんが、パワコンは10年前後でヘタッてきますので、交換が必要になります。
蓄電池の作りは非常にシンプルなので、寿命は33年前後ではないかと言われています。
補助金と安い業者さんを探して利用すれば、もっと早く元が取れる可能性があります。
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ウクライナ情勢や、原発停止をしている事から、年々電力は値上がり傾向にあります。
節電も良いですが、このような形で流動的な電気料金に左右されないよう対策をしておく事も大事ですね。
導入事例
蓄電池の設置工事はめちゃくちゃ早いです。太陽光と連携して二日で終わってしまいます。
蓄電池用のパワコンを設置して、ブレーカーに繋ぎます。
こんな感じで、太陽光と蓄電池があるとブレーカー周りが少しごちゃごちゃとします。
発電テストをします。
発電、蓄電を確認出来たら終了です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
蓄電池について詳しく解説してきました。
太陽光のFIT制度の売電金額もドンドン下がる一方、電気料金はドンドン値上がりしていっています。
そこで、大事になってくるのが、
いかに【電気を買わずに、売らずに、使う】かです。
それを実現できるのが、太陽光と蓄電池のセットです。
使う量次第では、電気を完全に自給自足する事も可能です。
太陽光と蓄電池は元が取れないなんて良く言われていますが、これだけ電気料金が高いと、補助金を利用して安い良い業者さんを見つけられれば、結構簡単に元を取れてしまいます。
その証拠に、太陽光と蓄電池のシェアは
ここ最近、めちゃくちゃ伸びてきていて、ウチの会社でも依頼は増えてきています。
是非検討してみては如何でしょうか。
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最後までお読み頂きありがとうございました!それではまた~。